3.4 変数

A3_4

図の説明

整数型変数

for制御文で0から3までの数字をカウントしているのが「変数」です。「変数」という言葉を聞いたことがありますか。それでは「変数」について簡単に説明します。

「変数」とは、ある決まった種類の値を一時的に保存しておく入れ物だと考えてください。

イメージとしては図3-1のような目盛りのついているコップであり、このコップにはそれぞれ水が入っていると考えてください。この水の量が変数の値に相当します。

コップの中の水の量は任意に設定することができます。整数型変数も同様に値を自由に設定することが可能です。

コップを使用するときは、まず使用するためのコップを用意しなければなりません。同様に変数も使用する前に変数を使用しますと宣言しなければなりません。

整数型変数ではint iと宣言します。

ここで、iは変数の名前になります。変数の値を変更したいときは、この名前を使用します。変数名は数字以外の文字で始まり、任意個の文字列となります。また、intは型(種類)を表します。

注意

コップには目盛りがついていますが、この目盛りの間隔の長さから、どのくらいの有効数字まで読取ることが可能かがきまります。変数にはこの目盛りに相当する違いにより整数型変数や浮動小数点型変数があります。

変数を宣言した命令文を本書では宣言文と呼ぶことにします。