3.10 for 制御文の詳しい説明

プログラムの一部分A3_8を見てください。アンダーラインが引いてあるSystem.out.printが5回実行されることは先ほど説明しました。

では、forの後ろの括弧で囲まれたイタリックの文字列にはどのような意味があるのでしょうか。

この文字列は'；'で区切られた

初期化、条件、反復の

3つの部分に分けることができます。それぞれの意味は次のようになります。

「int i =0」

整数型変数iを宣言し、0で初期化します。

「i < 5」

iは5より小さい。

「i++」

iに1プラスする。例えばiが1ならば2になるという意味です。

これを総合して考えるとfor制御文は次のように考えられます。

最初iは0であり、iが5より小さい間はブロック中の命令文であるSystem.out.printを実行する。ただし、繰り返しごとにiは1増加する。

この変数iのことを、役割から「カウンター」と言います。

"i++"は"i= i +1"とも書き換えられます。