TDU/SIE/ASP    
TDU/SIE
  東京電機大学/情報環境学部
Basic Project-A
  基礎プロジェクトA (電子工作1)
     
電子工作 1−3    
本日の目標
  回路図エディタで、配線図を描く。

 

   

・部品図のライブラリのインストールをします。

・部品のライブラリを作ります。(DIP18、フルカラーLED、セラロック)

・実体配線図を作ります。

 

   

回路図エディタを使用して次の配線図を描きます。

・ウェブテキスト「光るオブジェ」

・参考書「実験用ボード回路」

・その他、自分で設計した回路など。

 

     
実体配線図    
   

回路図から実体配線図を作ります。

基板に実装する部品
番号 部品名 型式番号 説明
U1 PICマイコン PIC16F84 PICマイコンです。
入出力ポートをプログラムでコントロールできます。
U2 3端子レギュレータ(5V) S8150HG 5V定電圧電源ICです。
9Vから5Vの電圧に変換します。
X セラロック 20MHz セラミック発振子です。
PICマイコンのクロック発振用です。
LED フルカラーLED GB-339RPGBC R,G,Bの3原色をもつLEDです。
コモンカソードのタイプです。
方向有り。
R1〜R3 抵抗 100Ω(1/4W) カラーコード(茶黒茶金)。
LEDの電流制限として使用します。
R4 抵抗 4.7kΩ(1/4W) カラーコード(茶紫赤金)。
スイッチのプルアップ抵抗として使用します。
C1 電解コンデンサ 47μF 容量47マイクロファラッド、耐圧16Vです。
極性があり、新品なら長い足のほうがプラス極、白い帯(−)がある方がマイナス極です。
C2,C3 積層セラミックコンデンサ 0.1μF 容量0.1マイクロファラッドです。
(「104」の表示は、100000pF=0.1μF。)
極性は無し。
  ICソケット 18P PICマイコンはプログラミングするため、基板に直接付けません。ICソケットを使用して、PICマイコンを取り外し可能にします。
  LEDソケット 4P LEDを取り外し可能にします。
(実は、方向を間違えた場合の回避のため。)
基板の外に配線する部品
番号 部品名 型式番号 説明
SW1 切り替え(電源用)スイッチ なし 電源のON/OFFをします。
押した状態でロックされONになります。
もう一度押すと離れてOFFになるスイッチです。
SW2 押しボタンスイッチ なし プログラム動作を変えるためのスイッチです。
PICマイコンの入力として使用します。
V 電池 006P 9V 角形の9Vの電池です。
  電池スナップ 006P 電池をつなぐスナップです。
  ワイヤー   スイッチと基板をつなぎます。

これらを接続します。

 

     
部品図のライブラリ    
ダウンロード
 

部品図のライブラリをダウンロードします。

以下のサイトでダウンロードしてください。

http://hp.vector.co.jp/authors/VA015654/zbeya/ (「雑多部屋」→回路図エディタ BSch のライブラリ)

 

ファイルを展開する
 

このライブラリには、インストーラー(セットアッププログラム等)はありません。

LZH圧縮ファイルになっていますので、ファイルを展開します。

(LZH展開するソフトウェアが必要です。)

プログラム展開する場所は自由ですが、例えば、マイドキュメント¥project¥partlibフォルダで作業します。

 

ライブラリのコピー

 

展開されたファイル「PartContour.LIB」をBschのフォルダにコピーします。

Bschのライブラリに登録します。 →第1回目の資料を参考にしてください。

 

   

 

部品を作る    
プログラム起動
 

ライブラリに無い部品の図を作ります。

LCo.exe (LCoと表示されている場合もある)をダブルクリックして、LCoプログラムを起動します。

 

ファイルを開く
 

前回製作したライブラリ(PIC.LB3)を開きます。

「ファイル」「開く」をクリックします。

PIC.LB3を選択し、「開く」をクリックします。

このライブラリファイルに部品図を追加していきます。

 

部品「DIP18」を作る
 

部品「DIP18」は、PICマイコン(18ピンDIP型)の部品図になります。

「編集」「新しい部品」をクリックします。

部品名「DIP18」を入力し、「OK」をクリックします。

 

パターンの編集
 

次に部品の外形を描きます。

「パターン」「パターンの編集」をクリックします。

「パターンの編集」が表示されます。

「編集」「新しいパターン」をクリックします。

パターン名「DIP18」を入力し、「OK」をクリックします。

外形が表示されます。

「編集」「パターンサイズの変更」をクリックします。

以下のように設定し、「OK」をクリックします。

外形が大きくなりました。

線を引いて、以下のパターンを作ります。

完成したら、「X」をクリックし、このウインドウを閉じます。

 

アトリビュート設定
 

部品「DIP18」のアトリビュートを設定します。

「編集」「アトリビュート」をクリックします。

以下のように設定し、「OK」をクリックします。

次にピン番号を書きます。

左上を1番ピンにします。

9,10,18ピンを書きます。

 

保存
 

部品ライブラリを保存します。

「保存」をクリックします。

できあがり。

 

フルカラーLEDの部品図    
パターンを作る
 

次に、フルカラーLEDの部品図を作ります。

フルカラーLEDは、R,G,BのLED3個が1つのパッケージに入っているLEDです。

(先ほどとは逆に、パターンから作ってみます。)

「パターン」「パターン編集」をクリックします。

「編集」「新しいパターン」をクリックします。

パターン名「FCLED」を入力し、「OK」をクリックします。

次に、「編集」「パターンサイズの変更」をクリックします。

以下のようなサイズにし、「OK」をクリックします。

線と円を使って、絵を描きます。

できたら、このウインドウの「X」をクリックします。

部品を登録します。

「編集」「新しい部品」をクリックします。

部品名「FCLED」を入力し、「OK」をクリックします。

アトリビュートを設定します。

「編集」「アトリビュート」をクリックします。

以下の様に設定し、「OK」をクリックします。

 

ライブラリファイルを保存します。

「ファイル」「保存」をクリックします。

できあがり。

 

セラロックの部品図    
パターンを作る
 

次に、セラロックの部品図を作ります。

部品名およびパターン名「OSC」で作ります。

部品のパターン図を以下に示します。

部品のアトリビュートを以下に示します。

できた部品を以下に示します。

ライブラリファイルを保存して、できあがりです。

 

配線図    
ライブラリ登録
 

回路図エディタBschを起動し、ダウンロードした部品ライブラリ「PartContour.LIB」を登録します。

その後、Bschを再起動させ、作業をします。

(ライブラリ登録方法は、電子工作1-1のページ を見てください。)

 

書き方
 

回路図の「Hikaru.CE2」を読み込み、参照しながら配線図を描きます。

今回の配線図では、基板内と基板外の部分を区別するため、ダグを入れます。

また、基板内の配線図は破線で囲います。

 

電源部
 

電源回路の配線図を描きます。

電界コンデンサ(縦線が入っている方がマイナス極です。)

3端子レギュレータの向きに注意してください。

 

PICマイコン部
 

PICマイコンと周辺インタフェースを描きます。

PICマイコン(DIP18)、セラロック(OSC)、フルカラーLED(FCLED)、抵抗、スイッチ(押しボタンスイッチ)を描きます。

フルカラーLEDのコモン(GNDに接続する)の位置に注意してください。

(左から、Green、Red、コモンカソード、Blueの順です。)

 

全体
 

「光るオブジェ」配線図の全体を示します。(クリックすると大きくなります。)

ファイル名は「Hikaru2.CE2」で保存します。

※ファイル名を変えて前回のファイルを上書きしないように。

 

     
課題    
   

1.回路図・配線図と簡単な説明を書いて提出してください。(TeX)

2.TeXで部品表を作る。

※ファイル名を変えて前回のファイルを上書きしないように。

 

     
リンク    
大学・学部・学科・研究室
  情報環境学部 情報環境デザイン学科 信号処理応用研究室
授業・科目
  教育支援 教育支援のページ(担当:小濱) 基礎プロジェクトA 基礎プロジェクトA(電子工作1)
ページ管理者
  小濱隆司 kohama@sie.dendai.ac.jp
     
(C)2001-2003 Takashi Kohama, TDU/SIE/ASP