2.8 オブジェクトの生成とオブジェクト図

プログラムとオブジェクト図

B2_8

プログラムとクラス図の説明

オブジェクトの生成とオブジェクト図

クラス図とクラスのソースコードは一対一の関係です。

プログラムB2_4を見てください。@とAの命令文はnewキーワードを使用してStudentクラスからオブジェクトを二つインスタンス化(生成)しています。

生成されたオブジェクトはオブジェクト図で表現しています。クラスとオブジェクトの関係は一対多の関係であることがわかります。

オブジェクト図はクラスからインスタンス化されたオブジェクトの一時的な状態(関係)を表現することができます。つまり具体的な値を知ることができます。

3と4のメソッドが呼び出される(メッセージ送信する)時のイメージとして間違えやすいのはクラスのメソッドが動作しているかのように考えることです。

実際にはインスタンス化されたオブジェクトのメソッドが実行されています。

状態とメソッドの違い

状態やメソッドは

状態:Student(学生)の名前(name)
メソッド(振る舞い):Student(学生)に名前を聞くメッセージ(getName)

に相当します。