2.12 ソースコードのクラス図からの導出

プログラム

B2_12

プログラムの説明

クラス図からソースコードへの変換

クラス図拡張したStudentを見てください。

クラス図の

  • 一段目:クラス名
  • 二段目:状態(インスタンス変数等)
  • 三段目:振る舞い(メソッド)

です。このクラス図からソースコードを導出するには

クラスの宣言、状態の宣言と振る舞いの宣言の順に記述する必要があります。ソースコードへの変換の条件として、ここでは状態に関してはprivate(非公開)、クラス名や振る舞いはpublic(公開)とします。

プログラムクラス図からの導出を見てください。

この変換は条件を設定することで、一意に決まります。つまり、クラス図からソースコードへの変換は機械的に行えます。ただし、このソースコードは完成してはいません。

null

メソッドの返却値としてString型など(参照型)が宣言されている場合には返却値には必ずオブジェクトの変数名(ラベル)などが必要になります。

しかし、具体的な値が決まっていない場合には特別なキーワードがあります。それが何も参照していないと言う意味がある「null」キーワードです。

プログラムを見てください。getName()とgetId()メソッドの返却値にはnullが記述されています。これは機械的に導出したためです。

参照型

基本データ型(int、doubleなど)以外をJava言語では参照型と言います。