2.1 オブジェクト指向言語と手続型言語

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図の説明

オブジェクト指向言語と手続型言語

プログラミング言語は手続型言語と非手続型言語に分けることができます。

手続型言語は問題解決のための処理過程(手続き)を記述するプログラミング言語で、C言語が一般的です。

非手続型言語の中で現在、主流なのがオブジェクト指向言語です。この言語はオブジェクト(物)に着目し、処理の前後の状態を記述するプログラミング言語でC++言語、Java言語が一般的です。

では、オブジェクト(物)とは何でしょうか。オブジェクトとは識別可能なもの、または実体を象徴しているものです。

図2-1を見てください。実体(オブジェクト)とはソースコードがコンパイル・実行されたときの状態を示していると考えてください。

注意

オブジェクトの正確な定義は以下の3つの条件を満たしているものです。

  1. 識別可能なこと。
  2. 振る舞いを持っている(ルーチン)。
  3. 状態を持っている。